世界のタクシー インド・デリー編
中国に次ぐ13億人の人口を有し、IT先進国としての発展も目覚ましいインド。首都のデリーは世界でもっとも成長している都市として知られ、人々の活力がみなぎっています。
インドの歴史を感じるレッドフォートやフマユーン廟、経済・商業の中心地コンノートプレイスなど、デリーには観光・ショッピングスポットもたくさんあります。
ここでは、デリーでタクシーを利用する際に知っておきたい豆知識をご紹介します。
デリーにおけるタクシー料金の相場
「デリーのタクシーは世界でもっとも料金が安い」と言われています。世界主要都市のタクシー料金比較では、1,000円あたりの走行距離でインドのデリーが圧倒的にリーズナブルというデータが出ています。
猛暑の中を歩いて移動するのは現実的ではないため、デリー市内の移動は積極的にタクシーを使っていきましょう。
デリーのタクシーはアプリを利用したメーター制で、初乗り料金は1kmまで40ルピー(約64円)、その後1kmあたり15ルピー(約24円)です。
インドでは流しのタクシーが街中を走っていません。基本的には空港やショッピングモールのタクシー乗り場から乗車しますが、より便利なタクシー予約アプリがおすすめです。
タクシー会社、ドライバー、車両の特徴
インドのタクシーはIT先進国らしく、タクシー予約アプリの開発会社やタクシー会社が競って優良なサービスを提供しているため、しっかりとしたドライバーが多い印象です。
「OLA」や「Uber」といったアプリでは、ドライバーの顔写真やユーザーからの評価が閲覧できるため、海外旅行初心者でも安心して利用できるでしょう。
タクシー料金もアプリでしっかりと管理されているので、ぼったくりなどの心配もなく、日本人に親切なドライバーも多いので、深夜でも比較的安心・安全です。
さらに、アプリでは万が一のときに備えて、友人や家族の連絡先を緊急連絡先として登録できる「SOS」のシステムがあるため、これを利用すれば女性だけの乗車も安心できます。
まとめ
史跡や有名ショッピングモールなど、観光やショッピングの目的地に選びたい場所が多く、さらに日本以上の酷暑になることも多いデリーでは、エアコン付きの快適なタクシーが欠かせません。
タクシー料金はコストパフォーマンスが高く、アプリでの手配も便利なので、ぜひ積極的に利用することをおすすめします。
安心・安全に乗車できるタクシーを利用し、快適なデリーでの旅を楽しみましょう。
世界のタクシー シンガポール編
東南アジアの観光地として人気が高いシンガポール。
国土の広さが東京都くらいなので公共交通機関が整備されており、しかも安くて便利に利用できます。もちろんタクシーの移動も時間が節約できておすすめです。
ここでは、シンガポールでタクシーを利用する際に知っておきたい豆知識をご紹介します。
シンガポールにおけるタクシー料金の相場
シンガポールのタクシーは日本と違い、道端で手を挙げて待っていても停まってくれません。必ずホテルやデパートなどのタクシー乗り場で乗車しましょう。タクシー予約アプリGrab Taxi(グラブタクシー)を使えば、どこでも数分程度でタクシーが配車できて便利です。
1kmまでの初乗り料金はセダンタイプとセダン高級・リムジンタイプとで分かれます。
セダンタイプ…3.2シンガポール・ドル
セダン高級・リムジンタイプ…3.7シンガポール・ドル
さらに、メーター料金はセダン・セダン高級タイプとリムジンタイプで分かれます。
セダンタイプ・セダン高級…1km~10kmまで0.22シンガポール・ドル(400m毎)
リムジンタイプ…1km~10kmまで0.30シンガポール・ドル(400m毎)
チャンギ国際空港から中心街まではおよそ25シンガポール・ドルで行けるでしょう。
上記の料金に加えて深夜帯料金や観光地特別料金、ピークタイム料金などさまざまなサービス料金が加算される場合があるので注意が必要です。
タクシー会社、ドライバー、車両の特徴
シンガポールのタクシーは、韓国ヒュンダイ製の赤や青の車体が特徴です。乗車時は自分でドアを開け、後部座席でもシートベルトを着用します(法律で義務付けられているため)。
タクシーに乗車したら、運転手に行き先を伝えましょう。シンガポールでは英語が公用語なので、目的地の英語名を伝えればOKです。
料金の支払いはクレジットカードも使えますが、手数料が10%上乗せされるため、支払いはなるべく現金でおこないます。
ぼったくりなどの悪質なタクシーはいませんが、先ほど触れたように通常の初乗り・メーター料金に加えてさまざまなサービス料が加算されるため、料金が追加されるということはあらかじめ認識しておく必要があります。
まとめ
観光地のみならず、ビジネスでも訪れる日本人の多いシンガポール。東南アジアの国のなかでは比較的日本人にとって過ごしやすい国なので、なるべく時間を有効に使うためにもタクシーを利用することをおすすめします。
安心・安全に乗車できるタクシーを利用し、快適なシンガポールでの旅を楽しみましょう。
世界のタクシー タイ・プーケット編
プーケットはタイ有数の美しいビーチがあることで知られ、ビーチ沿いには高級ホテルやレストランが並び、日本人だけでなく欧米からの観光客も多い人気スポットです。
基本的に車社会なので電車がなく、バスも本数が少なく運行時間が限られるため、観光客はトゥクトゥクかタクシーを利用します。
ここでは、プーケットでタクシーを利用する際に知っておきたい豆知識をご紹介します。
プーケットにおけるタクシー料金の相場
プーケット島内で観光客が利用する交通手段は、トゥクトゥクかバイクタクシーが一般的です。
タクシーは日本で言うところのハイヤーといった位置付け。プーケット国際空港ではリムジンタクシーかメータータクシーが利用できます。カウンターの係員にお願いして、宿泊先ホテル名や目的とまでのタクシーの手配をしてもらいましょう。
メータータクシーは初乗り料金が2kmまで50バーツ(約170円)、15kmまで1kmごとに12バーツ、15km以降は1kmごとに10バーツがかかります。空港での初乗り時にはさらに100バーツが加算されます。
島内ではトゥクトゥクやバイクタクシーがメジャーなため、メータータクシーの数はまだまだ少ないようです。
タクシー会社、ドライバー、車両の特徴
プーケット島内には、空港以外にメータータクシーを見かけることはほとんどありません。ビーチからビーチ、宿泊先への移動などは、トゥクトゥクを利用することになるでしょう。
トゥクトゥクはタイならではのトラックやワゴンを改造した簡易タクシーで、プーケットでは軽自動車の荷台を改造した赤や黄色の車体のものが多く見られます。料金はドライバーとの交渉で決まりますが、同ビーチ内の移動は200バーツ、隣のビーチへの移動は300~500バーツが相場です。
運良くビーチ内を流しているメータータクシーを拾うことができたら、なるべくそちらを利用することをおすすめします。
タクシーを利用する場合は必ず明確な行き先を伝え、料金を確認してから乗車しましょう。料金の交渉に不安がある場合は、宿泊先ホテルなどからタクシーを予約することをおすすめします(ただし追加料金がかかります)。
プーケットではぼったくりや乗車拒否といったトラブルはほとんど心配ありません。ただし、商用タクシーであることを証明する緑ナンバーではない車がタクシーだと言ってきても、乗らないようにしましょう。
まとめ
プーケットではメータータクシーが少ないため、日本とは勝手の違うトゥクトゥクを利用することが多くなるでしょう。不安がある人はなるべく宿泊先ホテルのスタッフにタクシーを予約してもらうことをおすすめします。
安心・安全に乗車できるタクシーを利用し、快適なプーケットでのリゾートを楽しみましょう。
世界のタクシー グアム編
ハワイと並んで日本人に大人気の観光スポット、グアム。日本からわずか3~4時間で行けるため、ファミリーはもちろん女子旅の行先としても注目を集めています。
気軽に行けるからこそ、現地で過ごす時間は有意義に使いたいもの。移動時間を短縮するなら、公共交通機関よりもタクシーの利用がおすすめです。
ここでは、グアムでタクシーを利用する際に知っておきたい豆知識をご紹介します。
グアムにおけるタクシー料金の相場
グアムのタクシーは日本と同じようにメーター制で、走行距離と時間帯によって料金が変わってきます。
初乗り料金は2.4ドルで、最初の1マイル(約1.6km)までは4ドル、つまりタクシー料金はチョイ乗りでも最低6.4ドルになるということです。その後0.25マイル(約400m)ごと、あるいは2分ごとに0.8ドル加算されます。
スーツケースなど大きな荷物をトランクに入れている場合は、別料金として荷物1個につき1ドルが別途かかります。
グアムではタクシー料金と併せてチップが必要で、目安は料金の10~15%程度。なるべく細かい単位は切り上げか切り下げるようにして渡すのがスマートです。
タクシー会社、ドライバー、車両の特徴
グアムでは、基本的にホテルやショッピングモール、空港のタクシー乗り場から乗車するか、ホテルのスタッフに呼んでもらいます。手を挙げて流しのタクシーを拾うことはできません。
基本的にドライバーとのコミュニケーションは簡単な英語が話せれば問題ありませんが、なかには日本語が話せるドライバーもいるようです。
グアム国際空港からタクシーに乗る場合は、日本語にも対応しているミキタクシーを利用するのがおすすめ。英語ですがClever Taxiというタクシー予約アプリを使えば、周辺にいるタクシーの検索・予約等が可能です。
無用なトラブルを避けるためにも、タクシー会社の正規のタクシーを利用しましょう。グアムの正規のタクシーは、屋根にタクシー会社のランプがあり、ナンバープレートには「TXI」と表記されています。空港や街中で白タクのドライバーが声をかけてきても、着いて行かないことが鉄則です。
ただし、正規のタクシーであってもナンバーと会社名、ドライバーの名前は控えておきましょう。万が一トラブルがあった場合もタクシー会社やホテルのスタッフに対応してもらえます。
まとめ
一年を通して多くの観光客でにぎわい、治安も安定しているグアムですが、夜間の独り歩きや女性だけで出歩くのはなるべく避けましょう。
安心・安全に乗車できるタクシーを利用し、快適なグアムでの観光・ショッピングを楽しんでくださいね。
世界のタクシー ハワイ・オアフ島編
日本人にもっとも人気のある海外旅行の観光スポットと言えば、ハワイをおいて他にはないでしょう。
ハワイは観光地としてはもちろん、マリンスポーツやショッピングなども楽しめるので、季節を問わず多くの日本人が訪れます。やること、行くところが多い海外旅行では、いかに上手にタクシーを使いこなすかが時間短縮のカギと言えるでしょう。
ここでは、ハワイでタクシーを利用する際に知っておきたい豆知識をご紹介します。
ハワイにおけるタクシー料金の相場
ハワイのタクシーは日本と同じようにメーター制ですが、流しのタクシーを拾うことはできません。タクシー乗り場から乗車するか、予約アプリ(日本語対応)を利用します。
初乗り料金は各島によって異なります。
オアフ島…2.80ドル
ビッグ・アイランド…3.00ドル
マウイ島・カウアイ島…2.50ドル
その後、1マイル(約1.6キロ)ごとに2~3ドルほどが追加されます。
多くの日本人が訪れる人気スポットのワイキキビーチなら、ホノルル空港から30~40ドルほど、ワイキキからアラモアナ・センターまでは約10ドルで行けるでしょう。
さらに、ハワイはチップ文化が根づいているため、ドライバーには乗車料金の15%ほどのチップをわたします。
タクシー会社、ドライバー、車両の特徴
ハワイでもっとも便利な移動手段はタクシーです。ビーチからホテルに帰るとき、荷物を抱えているときなどは積極的に使っていきましょう。
日本人にもおなじみの「ハナタクシー」や「チャーリーズタクシー」といった大手のタクシー会社があり、車体の屋根に付いたランプで判別します。
基本的には簡単な英語で通じますが、なかには日本語が堪能なドライバーもいるため、コミュニケーションに困ることはないでしょう。
ハナタクシーは日本語OKでチャットアプリのLINEからも予約ができるので、ハワイ旅行初心者の方でも安心して利用できます。
ハワイのタクシーは許認可制なので違法な白タクはいませんが、万が一のトラブルに備えて、乗車したタクシー会社や運転手を確認しておくと良いでしょう。
まとめ
毎シーズン多くの日本人が訪れ、現地の人々も暖かく迎え入れてくれるハワイ。ビーチやショッピングセンターなど観光や買い物で訪れたい場所がたくさんあるため、限られた時間を効率的に使うにはタクシーの利用がおすすめです。
安心・安全に乗車できるタクシーを利用し、快適なハワイでの観光・ショッピングを楽しみましょう。
世界のタクシー アラブ首長国連邦・ドバイ編
ドバイはアラブ首長国連邦の首長国のひとつであり、中東屈指の世界都市で金融センターです。日本人がドバイと聞くと「富裕層が集まる都市」というイメージが先行しますが、超高層ビルや巨大モールが立ち並ぶ世界的な観光地でもあります。
ここでは、ドバイでタクシーを利用する際に知っておきたい豆知識をご紹介します。
ドバイにおけるタクシー料金の相場
車社会であるドバイでは、移動手段も公共交通機関よりタクシーがおすすめです。
タクシー料金はメーター制を採用しているところがほとんどで、初乗り料金は6~22時までが3AED(約90円)、深夜帯の22~6時までは6AED(約180円)です。タクシー会社によって多少のばらつきはありますが、1kmあたり1.6AED(約48円)が追加されます。
空港から市内へのタクシーは料金体系が少し異なります。初乗り料金は中型車で20AED(約600円)、大型車で25AED(約750円)となっています。たとえばドバイ国際空港からドバイマリーナまでは、タクシーで約30分、70AED(約2,100円)が目安です。
タクシー会社、ドライバー、車両の特徴
ドバイの主要なタクシー会社は次の3社です。
- Dubai Taxi(ドバイ タクシー)
- National Taxi(ナショナルタクシー)
- Metro Taxi(メトロタクシー)
タクシーには一般のパブリックタクシー、少々割高ですが快適なラグジュアリータクシーやハイヤー、そして個人経営の白タクがあります。料金が安く気軽に利用するならパブリックタクシーが便利です。
どのタクシーに乗っても、発車前には必ず運転手にメーターを見せてくれと確認しましょう。メーターがないようなタクシーは白タクの可能性があるので、別のタクシーに乗ることをおすすめします。基本的には、会社名が書かれたパブリックタクシーが安全です。
ぼったくりなどの悪質なタクシードライバーと遭遇することはほとんどありませんが、まれに観光客が乗ってきたと見るや、すでに廃止されている有料高速道路(SALIK GATE)の料金をタクシー料金に上乗せしてくる人もいるようです。
そのような運転手と遭遇してしまったら必ずレシートをもらい、ホテルにクレームを入れるようにしましょう。上乗せした分の料金を返金してもらえる可能性があります。
まとめ
中東のビジネス・観光の中心都市であるドバイ。石油産出国なのでガソリンが安く、日本の1/3ほどの料金で乗れるタクシーを利用しない手はありません。
安心・安全に乗車できるタクシーを利用し、快適なドバイでの観光・ショッピングを楽しみましょう。
世界のタクシー 中国・上海編
上海は中国最大の都市であり、経済都市としても観光都市としても成長を続けています。沿岸部に立ち並ぶ高層ビル群はもちろん、2016年にはアジア最大の上海ディズニーリゾートがオープンし、レジャーを楽しむ場所としても魅力的です。
ここでは、上海でタクシーを利用する際に知っておきたい豆知識をご紹介します。
上海におけるタクシー料金の相場
上海のタクシーの魅力は、なんと言っても乗車料金の安さ。日本でも東京都が初乗り料金を410円にしたことで注目が集まりましたが、上海のタクシーの初乗り料金はセダン型で14元(約235円)、ワゴン型で16元(約269円)と格安です。その後は1kmごとに2.4元が加算され、深夜23時~翌5時の深夜帯は30%割増となります。
タクシー料金が非常に安いことから、上海では一般の市民も通勤や買い物にタクシーを利用します。そのため、朝夕の通勤・帰宅時間や雨の日などは、市街地でタクシーがつかまりにくいようです。
スマホのタクシー予約アプリも利用できますが、中国の銀行のカードやスマホ決済サービス微信支付の登録が必要となります。
タクシー会社、ドライバー、車両の特徴
上海のタクシー会社は次の3社が有名です。()は車体の色。
- 海博(スカイブルー)
- 藍色聯盟(紺)
- 法蘭紅(赤)
タクシーにはセダン型とワゴン型があり、乗車人数や荷物の量で使い分けると良いでしょう。
日本と同じように流しのタクシーは手を挙げると停まってくれますし、ホテルや空港ではタクシー乗り場に並べば拾えます。空車のタクシーは屋根の緑のランプと助手席側の「空車(赤)」の表示で見分けます。
乗車したら、ドライバーに目的地の住所と近くの通りの名前を書いたメモを渡せばOKです。
上海は治安も非常に良く、ぼったくりや無駄な遠回りをするような悪質なタクシーはほとんど遭遇することがありません。ドライバーは誠実で淡々と仕事をしている人が多いようです。
ただし、大規模なスポーツイベントやコンサートが開催された場合、会場近くに違法な白タクが出没することもあるので注意が必要です。
まとめ
日本人がビジネスや観光で訪れることも多い上海。飛行機を使えば日本から平均3時間くらいで行けるので、週末のチョイ旅の行先に選ぶ方も多いのではないでしょうか?
貴重な時間を有意義に過ごすためにも、移動手段は便利なタクシーがおすすめです。安心・安全に乗車できるタクシーを利用し、快適な上海での観光・ショッピングを楽しみましょう。
世界のタクシー カナダ・バンクーバー編
2010年に冬季オリンピックが開催され、その名を知った人も多いであろうカナダの都市バンクーバー。民族や言語が多用な北米有数の世界都市であり、日本人観光客にも人気です。
ここでは、バンクーバーでタクシーを利用する際に知っておきたい豆知識をご紹介します。
バンクーバーにおけるタクシー料金の相場
バンクーバーは観光スポットがダウンタウンに集中しているため、空港から市内までは公共交通機関を利用する手もありますが、荷物が多い場合や目的地まで無難にたどり着きたい場合は、便利なタクシーを利用しましょう。
バンクーバー空港発のタクシーには、ゾーン制タクシー定額運賃が適用されます。たとえば、空港のあるリッチモンドからバンクーバーの中央区までは28ドル、ダウンタウンまでは35ドルほどかかります。空港発以外の市内の移動は、初乗り料金が約3.5ドル、1kmごとに約2ドルの料金のメーター制となっています。
さらに、カナダのタクシーはチップ制となっているため、乗車料金の10~15%程度のチップが必要です。
タクシー会社、ドライバー、車両の特徴
バンクーバーのタクシー会社はYellow CabsとVancouver Taxiの2社が大手です。黄色やオレンジの車体が特徴で、ダウンタウンでは流しのタクシーを拾うことができます。ホテルや大通りには待機しているタクシーもありますので、そちらを利用しても良いでしょう。
日本と同じく、屋根上のランプが点灯しているのが空車のタクシーです。ドアは自動開閉式ではないので、乗り降りの際は自分で開け閉めします。乗車したらドライバーに目的地の名前や住所を伝えればOKですが、英語に不安があるならスマホのグーグルマップを見せても良いでしょう。
スマホのタクシー検索アプリもあり、10社のタクシー会社から予約、見積もりができます。
バンクーバーは治安も良好で、ぼったくりや乗車拒否といった悪質なタクシーもほとんど見かけませんが、たまに「アプリから予約したタクシーが適当な理由をつけて来ない」「就業時間ギリギリになると長距離の乗客を避ける」といったこともあるようです。
まとめ
年間を通して海外からの観光客が多く訪れるバンクーバー。コンパクトな都市なので公共交通機関も非常に便利ですが、限られた時間を有益に使うためにもタクシーの利用をおすすめします。チップ制であるところをのぞけば、日本のタクシーと使い勝手の違いはありません。
安心・安全に乗車できるタクシーを利用し、快適なバンクーバーでの観光・ショッピングを楽しみましょう。
世界のタクシー ブラジル・リオデジャネイロ編
2016年の夏季オリンピック開催地としても知られる、ブラジルの首都リオデジャネイロ。サンパウロに次いでブラジル第2位の経済都市で、リオのカーニバルが開催されるシーズンになると、世界各国から観光客が訪れます。
ここでは、リオデジャネイロでタクシーを利用する際に知っておきたい豆知識をご紹介します。
リオデジャネイロにおけるタクシー料金の相場
リオデジャネイロ市内や郊外の移動手段は、女性専用車両も設置されているメトロが非常に便利ですが、タクシーもポピュラーです。
タクシーには黄色い車体の一般タクシー(流し)と白・銀の車体の無線タクシー(ラジオタクシー、配車)があり、後者のほうが料金は割高ですが比較的信用できます。他にも
黄色の一般タクシーの初乗り料金は4.3レアル(約140円)で、1kmごとに3~4レアルほどチャージされます。ラジオタクシーの初乗り料金は5.70レアル(約180円)で、平日(月~土曜)の昼間と21時~翌6時深夜・早朝帯、日曜・祝祭日等で料金が異なります。
タクシー会社、ドライバー、車両の特徴
リオデジャネイロの代表的なタクシー会社は次の3社です。
- COOTRAMOタクシー……空港やホテルから呼べる青い車体のタクシー
- TRANSCOOPASSタクシー……空港やホテルから呼べる赤い車体のタクシー
- COOPERTRAMOタクシー……空港や市内で待機している白いタクシー
この他、バスターミナルや空港に待機している黄色いタクシーは、観光客に法外なタクシー料金を請求したり、故意に遠回りしたりする悪質なドライバーもごく一部ながらいるようです。海外旅行初心者の方や女性だけの旅行者は、なるべく信頼できるタクシー会社を利用することをおすすめします。
スマートフォンのタクシー検索アプリも利用できますが、アプリを確認しながらのタクシー待ちはひったくりなどのリスクがあるため控えましょう。流しのタクシーを利用する際は、安全のため乗車前に車体にグループ名が明記されいるか、運転手の写真付身分証がきちんと提示されているかどうかを確認します。
まとめ
オリンピックも開催され、観光客も多く訪れるリオデジャネイロですが、まだまだ市内でも治安に不安が残る場所があることは否めません。タクシーを利用する際は信頼できるタクシー会社を選び、乗車前には必ずメーターやドライバーが信用できるか確認することをおすすめします。
安心・安全に乗車できるタクシーを利用し、快適なリオデジャネイロでの観光・ショッピングを楽しみましょう。
世界のタクシー ナイジェリア・ラゴス編
日本人のわれわれからすると、高層ビルが立ち並ぶイメージがあまり湧かないアフリカ諸国の都市。
しかし、ナイジェリアのラゴスは世界でも最も急速に発展した都市のひとつであり、アフリカで第2位、全世界で第7位に急速に成長する大都会なのです。
ここでは、ラゴスでタクシーを利用する際に知っておきたい豆知識をご紹介します。
ラゴスにおけるタクシー料金の相場
ラゴスは近年の急速な発展に伴い、治安も良くなってきてはいますが、やはり旅行者は犯罪のターゲットになりやすいのも事実です。とくに夜間の独り歩きは危険を伴うため、ラゴス市街を移動するにはタクシーが欠かせません。
料金は初乗り1kmで500NGN(ナイジェリアナイラ、約150円)ですが、日本のタクシーのようにメーターがなく、基本的にはドライバーの言い値となるため、その都度値段交渉が必要となります。
また、ナイジェリアのムルタラ・モハンマド国際空港からラゴス市内までは約5,000NGNが目安です。
タクシー会社、ドライバー、車両の特徴
ムルタラ・モハンマド空港から市街への移動は、タクシーがもっとも安全で手軽な移動手段です。
ラゴス一番のタクシー会社であるMetroタクシーは、黄色い車体の側面にブルーやグリーンなど4本のラインが入っています。また、アプリから配車予約ができるEasyタクシーも、ラゴス市内を走るメジャーなタクシー会社です。
いずれのタクシー会社も急速にナイジェリア国内で普及したスマートフォンに対応するため、無料Wi-Fiを提供しています。
他にもバイクタクシーや三輪タクシーなどもありますが、それら交通手段に比べて乗用車タクシーは適度に安全で信頼のおける存在です。
しかし、なかには白タク(個人タクシー)がなりすましている場合もあるため、乗車前には必ずドライバーのID証を確認します。
大手のタクシー会社を利用すれば、乗車拒否やボッタクリといった悪質なケースに遭遇することはありませんが、夜間に市内を出歩くのはなるべく控えたほうがいいでしょう。
まとめ
まだまだ治安に不安が残るナイジェリア最大の都市ラゴスですが、安全かつ信頼できるタクシーを利用するなら、宿泊先のホテル等に頼んで手配するようにしましょう。
一方で、無料Wi-Fiやアプリからの予約など、日本のタクシー以上に良質なサービスを提供しているところもあるため、今後の治安回復に伴い、ラゴスのタクシーはより安全に利用しやすいサービスになることが期待されます。
安心・安全に乗車できるタクシーを利用し、快適なラゴスでの観光・ショッピングを楽しみましょう。