世界のタクシー カナダ・バンクーバー編
2010年に冬季オリンピックが開催され、その名を知った人も多いであろうカナダの都市バンクーバー。民族や言語が多用な北米有数の世界都市であり、日本人観光客にも人気です。
ここでは、バンクーバーでタクシーを利用する際に知っておきたい豆知識をご紹介します。
バンクーバーにおけるタクシー料金の相場
バンクーバーは観光スポットがダウンタウンに集中しているため、空港から市内までは公共交通機関を利用する手もありますが、荷物が多い場合や目的地まで無難にたどり着きたい場合は、便利なタクシーを利用しましょう。
バンクーバー空港発のタクシーには、ゾーン制タクシー定額運賃が適用されます。たとえば、空港のあるリッチモンドからバンクーバーの中央区までは28ドル、ダウンタウンまでは35ドルほどかかります。空港発以外の市内の移動は、初乗り料金が約3.5ドル、1kmごとに約2ドルの料金のメーター制となっています。
さらに、カナダのタクシーはチップ制となっているため、乗車料金の10~15%程度のチップが必要です。
タクシー会社、ドライバー、車両の特徴
バンクーバーのタクシー会社はYellow CabsとVancouver Taxiの2社が大手です。黄色やオレンジの車体が特徴で、ダウンタウンでは流しのタクシーを拾うことができます。ホテルや大通りには待機しているタクシーもありますので、そちらを利用しても良いでしょう。
日本と同じく、屋根上のランプが点灯しているのが空車のタクシーです。ドアは自動開閉式ではないので、乗り降りの際は自分で開け閉めします。乗車したらドライバーに目的地の名前や住所を伝えればOKですが、英語に不安があるならスマホのグーグルマップを見せても良いでしょう。
スマホのタクシー検索アプリもあり、10社のタクシー会社から予約、見積もりができます。
バンクーバーは治安も良好で、ぼったくりや乗車拒否といった悪質なタクシーもほとんど見かけませんが、たまに「アプリから予約したタクシーが適当な理由をつけて来ない」「就業時間ギリギリになると長距離の乗客を避ける」といったこともあるようです。
まとめ
年間を通して海外からの観光客が多く訪れるバンクーバー。コンパクトな都市なので公共交通機関も非常に便利ですが、限られた時間を有益に使うためにもタクシーの利用をおすすめします。チップ制であるところをのぞけば、日本のタクシーと使い勝手の違いはありません。
安心・安全に乗車できるタクシーを利用し、快適なバンクーバーでの観光・ショッピングを楽しみましょう。