世界のタクシー 中国・上海編
上海は中国最大の都市であり、経済都市としても観光都市としても成長を続けています。沿岸部に立ち並ぶ高層ビル群はもちろん、2016年にはアジア最大の上海ディズニーリゾートがオープンし、レジャーを楽しむ場所としても魅力的です。
ここでは、上海でタクシーを利用する際に知っておきたい豆知識をご紹介します。
上海におけるタクシー料金の相場
上海のタクシーの魅力は、なんと言っても乗車料金の安さ。日本でも東京都が初乗り料金を410円にしたことで注目が集まりましたが、上海のタクシーの初乗り料金はセダン型で14元(約235円)、ワゴン型で16元(約269円)と格安です。その後は1kmごとに2.4元が加算され、深夜23時~翌5時の深夜帯は30%割増となります。
タクシー料金が非常に安いことから、上海では一般の市民も通勤や買い物にタクシーを利用します。そのため、朝夕の通勤・帰宅時間や雨の日などは、市街地でタクシーがつかまりにくいようです。
スマホのタクシー予約アプリも利用できますが、中国の銀行のカードやスマホ決済サービス微信支付の登録が必要となります。
タクシー会社、ドライバー、車両の特徴
上海のタクシー会社は次の3社が有名です。()は車体の色。
- 海博(スカイブルー)
- 藍色聯盟(紺)
- 法蘭紅(赤)
タクシーにはセダン型とワゴン型があり、乗車人数や荷物の量で使い分けると良いでしょう。
日本と同じように流しのタクシーは手を挙げると停まってくれますし、ホテルや空港ではタクシー乗り場に並べば拾えます。空車のタクシーは屋根の緑のランプと助手席側の「空車(赤)」の表示で見分けます。
乗車したら、ドライバーに目的地の住所と近くの通りの名前を書いたメモを渡せばOKです。
上海は治安も非常に良く、ぼったくりや無駄な遠回りをするような悪質なタクシーはほとんど遭遇することがありません。ドライバーは誠実で淡々と仕事をしている人が多いようです。
ただし、大規模なスポーツイベントやコンサートが開催された場合、会場近くに違法な白タクが出没することもあるので注意が必要です。
まとめ
日本人がビジネスや観光で訪れることも多い上海。飛行機を使えば日本から平均3時間くらいで行けるので、週末のチョイ旅の行先に選ぶ方も多いのではないでしょうか?
貴重な時間を有意義に過ごすためにも、移動手段は便利なタクシーがおすすめです。安心・安全に乗車できるタクシーを利用し、快適な上海での観光・ショッピングを楽しみましょう。